あまりに楽チンなのでINIファイルを使うことはもう無いだろうと思うほどだ。
VB.NETでもそれに類するものはあったが扱いが面倒だった。それがVB2005になってからは、まるでプロパティを設定するのと同じ感覚でできるのでつい利用したくなってしまう。
1.サンプル画面(TextBoxとCheckBoxの内容を保存)

2.TextBoxのプロパティから(ApplicationSettings)の(PropertyBinding)を選択

3.規定値のTextプロパティのほかいろんなプロパティを保存できる

4.「新規」から設定名(Name)を入力する

5.CheckBoxの場合はCheckedプロパティを指定

6.設定値はapp.configに記録される

以上で設定は完了。ほかに何もしなくとも入力した値は保持され、次回起動時にはちゃんと反映されているという優れものである。
が、従来の「登録」や「キャンセル」ボタンを使う場面もまだ多いので、それに対応させる方法も紹介する。
'/// 登録をクリック ///
Private Sub btnSave_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) _
Handles btnSave.Click
'-- ここで強制的に登録しなくても終了時に自動で保存される
'My.Settings.Save()
Me.Close()
End Sub
'/// キャンセルをクリック ///
Private Sub btnCancel_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) _
Handles btnCancel.Click
'-- 入力内容を破棄したい場合は、再読込みする
My.Settings.Reload()
Me.Close()
End Sub
設定内容をコードで確認するには My.Settingsに続いて設定名を指定する。
My.Settings.txtName
My.Settings.chk20